遊廓跡地を訪ねて 犬山 櫻楽園「玉正」さんの内部見学会
犬山 櫻楽園跡地「玉正」さんの建物の所有者様から、私のブログ経由で
老朽化が激しく近く取り壊すかもしれませんので、もし中をご覧になりたければと思い連絡いたしました。
とメールがありました。
通常この手の建物は触れたくない過去として、所有者様からお声をかけていただくことは皆無で、転業旅館など公開されている場合を除き、内部を拝見する機会は滅多にありません。
これまで細々とやってきましたが、ブロガー冥利に尽きます。
ご厚意に甘え、
と計4名で「玉正楼見学ツアー」を企画しました。
玉正さんの外観
こちらが玉正さん。
棟続きの左側もそうです。
「料理店」の鑑札。
建物の左側の路地を進み側面から。
円窓が綺麗です。
玉正さんの内部
玄関部分のタイル。
パッと見、ただの長方形のタイルに見えますが、
上下の部分がカーブしているタイルはかなり珍しいもののようです。
玄関を入ってすぐの上の部分には玉正さんの家紋入りの箱が5個ありました。
その箱の中には……。
「玉正」と書かれた提灯が入っていました。
現役当時はこの提灯が表に飾られていたのでしょうね。
所有者様によると金目のものは既に骨董屋さんが持って行かれているとのこと。
また、お茶屋を廃業した後は住居として使用するため改装してあり、現役当時とかなり変わっているとおっしゃっていました。
