遊廓跡地を訪ねて 曳馬園
愛知県小牧市の赤線地帯「曳馬園」の跡地へ行ってきました。
成り行き等詳細は不明で、手元の資料では業者数8、従業員数24人と小規模な赤線だったようです。
跡地へ行く途中、小牧市指定有形民俗文化財の岸田家がありました。
古くは岡島姓を名乗る旧家で、天保年間(1830年から1844年)に岸田七右衛門不りんが、代々小牧宿の本陣・小牧村の庄屋を務めてきた江崎家の養嗣子となり、小牧の名家江崎家と深いつながりを持つようになりました。
岸田家の屋敷は小牧代官所の東に位置し、脇本陣としての機能も果たしていました。
岸田七右衛門は天保川の開削などに尽力し、岸田家には小牧村の庄屋が江戸時代末期に書き記した古文書が多数残っています。
遺構っぽい建物が見えて来ました。
ひし形の意匠や豆タイルなど、遺構にしか見えませんが実際のところはどうなんでしょうか?
そのお隣の家。
右側よりは落ち着いた造りになっています。
奥まったところにある赤線建築の遺構。
地図上では「旅館みのや」となっており、赤線廃止後は転業旅館になったようです。
モザイクタイルが美しいですね。
旅館としては現役を退いているようで、周りは新築の住宅が建ち並んでいますが、いつまでも残して欲しい赤線建築です。
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