遊廓跡地を訪ねて 五番町遊廓(西陣新地)
水上勉の小説「五番町夕霧楼」の舞台になった五番町遊廓の跡地の見学に行ってきました。
五番町遊廓は北野天満宮、愛宕山への参拝客を相手に煮売茶屋をはじめ、それが花街として発展し、明治時代に正式な遊廓として認められました。
第二次世界大戦後、「西陣新地」と名称を変え営業していましたが、1958年、売春防止法施行により全店廃業、現在は住宅地になっています。
すっぽん料理の老舗「大市」。
この先に五番町遊廓は存在しました。
五番町遊廓といえばコレと言われるくらい有名な物件。
現在はペットの美容室として活用されています。
大人の映画館「千本日活」
この場所にかつて検番がありました。
字が消えて見えにくいですが、「おてがる料理」と書いてあります。
普通の飲み屋さんかと思いましたが、京都府の鑑札が貼ってありました。
五番町遊廓最も有名な物件の一つ。
今回の京都行きはこれが一番の目的でした。
今にも崩れそうですが、まだ残ってくれていて良かったです。
話は変わりますが、iPhone 7に変えてからiPhoneでもとても綺麗な写真が撮れるようになり、今回の旅行からコンパクトデジカメを持ち歩くのは辞めました。
狭い路地に入るとこんな物件も。
赤線時代の名残でしょうか?
有名な焼肉店の「江畑」。
「江畑」の隣の物件。
これも遺構でしょうか?
一通り見て回った後、ふと見上げると窓の意匠が気になりました。
完全に不審者状態でしたが、かなり狭い路地を入ると「抜けられません」でした。
これも赤線時代の名残でしょうか?
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