名古屋名物ではなかった「赤から鍋」

2015年8月13日

名古屋を中心にチェーン展開をしている「甲羅グループ」の業態の1つに「赤から」があります。(「赤から」はフランチャイズを含めると全国展開している)

まずは、鶏の首の部分のセセリやホルモンなど焼肉を食べ、最後に唐辛子の効いた辛い「赤から鍋」で〆るスタイルです。

私が「赤から」の存在を知ったのは確か2000年前後だった気がします。
いつから「赤から」が存在していたのかを確かめるために甲羅グループのWebサイトを確認しても会社概要に沿革はありませんでした。
しかし、グルメキャリーという求人サイト

赤からブランドは一号店からすでに10年が経つ。

と記載してありました。
掲載したのが2012年4月ということなので、やはり2000年前後という記憶に間違いはありませんでした。

名古屋には台湾ラーメンのように辛いものも多いし、名古屋発祥なんだろうとずっと思っていました。
しかし、最近関西方面へ遊びに行くことが多く、ご当地の食べ物屋を調べているうちに、「赤から」と同じように焼肉から始め、最後に辛い鍋で〆るスタイルの店が多くあることに気付きました。

その中でも本家といえるのが1974年姫路で創業した「まるよし本店」です。
そして、その直系に「 唐々鍋の店 三左衛門店」があります。
「赤から鍋」の「赤」は赤みその赤から来ているとのこと。姫路の「まるよし」には赤みそは入っていないと思います。
しかし、味に多少の違いはあっても焼肉や辛い鍋が中心のメニューの似たシステムの店舗には違いありません。

資本力にものを言わせ店舗を増やし、自分たちが本家だとするやり方はいかがなものかと思います。