遊廓跡地を訪ねて 桑陽園

三重県桑名市の桑陽園の跡地の見学に行ってきました。

桑名側の七里の渡しの渡船場跡地のすぐ近くです。
交通機関の発達した現代では、桑名駅から三重交通バス長島温泉行きに乗り、田町が最寄りのバス停になります。

桑陽園は飯盛旅籠から遊廓、赤線を経て売春防止法施行と同時に廃止されました。
名古屋市熱田(宮宿)から桑名に渡り、一息入れて飯盛女と一夜をともに過ごした情景が目に浮かびます。

まず、有名なカフェー建築の旅館「菊水」さんを目指します。
Googleマップで予習した記憶を頼りに行くと、どうも勝手が違います。
何度も往復しているうちに、絶賛解体中だったことに気づきました。

明石遊郭といい、どうも私が行こうとするとフラグが立つようです……。

菊水さんの隣り合った建物。

蛤が名産な桑名なだけあって、蛤料理が売りの料亭や料理店が多くあります。

割烹料理日の出さんも蛤料理が有名なお店です。
以前はゴテゴテなタイルの物件でしたが、今は天井以外はノーマルな仕様になっています。

圧巻なのがこの物件。これほどまでのゴテゴテタイルは

飛田新地近くの三洋荘以来です。

こちらも控えめながらタイルが貼ってあります。

左側の建物にはバーの鑑札が貼ってあります。

「しかいなみ」?中村遊郭(名楽園)の「四海波」グループと関係あるのでしょうか?

こちらのスナックのマスターは神のぼるさん。
しかも神主。

この後は元々は亀山の跡地の見学に行く予定でしたが、家の用事を済ませてから移動を始めたため、時間の都合もあり、名古屋市瑞穂区堀田の青線跡地を目指したのでした。

在りし日の菊水さんの勇姿

当ブログも大変お世話になっている、

の管理人ますとも様より在りし日の菊水さんの写真を提供していただけました。
ご協力感謝いたします。

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