イケダハヤトの消耗ブログに登場するBさんが任意整理をしないほうがいい理由

イケダハヤトが自身のブログにてリボ払いに苦しむ若者に無責任に任意整理を勧めていました。

今回話を聞いたのは、Bさん。メールで相談を受けたので、インタビュー形式でまとめてみます。個人情報に関わる部分もあるので、やや情報を濁していますが、誇張などはしていません。

弁護士でもなく、債務整理に詳しくもないイケダハヤトに相談すること自体通常ありえませんが、それは深く追求しないことにします。

Bさんが借金を背負ったきっかけ

Bさん:就職できていれば、新卒1年目です。アフィリエイトとかをがんばってはいるんですが、大学を卒業したとたんに収益が下がってしまい……。

 

Bさん:そうですね。自分でもよくわからないんですが、大学生の頃にものすごく散財してしまい……。ブログでも毎月10万円くらいは稼げていたので、なんとかなるとか思っていたんでしょうかね……。

学生時代ブログで月10万円稼げていて、その時にカード払いで散財し、卒業と同時にブログの収益が下がってしまい支払いに困っているようです。

Bさんの明細データ

「Jリボサービス」という言葉をキーワードに検索したらジャックスカードのようです。
毎月の支払額のうち5,000円が元金分です。

こちらはどの業者か全くわかりません。
毎月の支払額のうち25,000円が元金分です。
しかし、下から2番目に「毎月お支払額 5千円」とあるので、最低の弁済額が5,000円で利用残高に応じて順次上がっていくシステムのようです。

驚愕!既に論理が破綻

Bさんは就職していたら新卒1年目で学生時代に借金を背負っていたはずです。
下側の明細の業者は利用枠が300,000円で毎月の支払い元本が25,000円、1月31日現在の残高が259,434円ということなので実際は昨年12月に284,434円使ったことになり、学生時代に散財したというのは嘘になります。
(積み重なってこの金額になった可能性もありますが、少なくとも大学卒業からカードを利用せず、きちんと返済をしていたらこんな金額にはなりません。むしろ完済していた可能性があります。)

驚愕!Bさんが任意整理をすると総支払い金額がとんでもないことに!!

Bさんの収入と支払原資がどれだけあるのか、記述が無いため安易なアドバイスはできません。

しかし、明細を見る限り支払いに苦労はしているものの滞納はしていないようです。

したがって、このまま支払いを続けた場合と、任意整理をした場合の総額の比較をしたいと思います。

Bさんがこのままリボ払いをした場合

残高259,434円の方は現在元本が25,000円ずつの支払いになっていますが、元金残高が一定の金額になると元金の返済が20,000円、10,000円と減っていきますが、どの業者かわからないので計算のしようがありません。

また計算もかなり複雑になってしまい、Excelの式を考えるのに時間がかかるため、多少の誤差はでますが、以下のルールで計算をしたいと思います。

  • ¥148,845(残高)/5,000(元金返済金額)=30回払いとして、¥148,845(残高)を利息15%で30回払いをした総額
  • ¥258,434(残高)/25,000(元金返済金額)=10回払いとして、¥258,434(残高)を利息14.5%を10回払いをした総額

ジャックスの支払額

借入額 ¥148,845
年利 15.000%
支払回数 30回

 

毎月の元本
からの返済額
¥4,962
返済額合計 ¥177,684
利息合計 ¥28,839
実質的な年利 7.750%
最終的な利息 19.375%

 

元本 利息 返済額 借入残額
1 148,845 1,861 6,822 143,884
2 143,884 1,799 6,760 138,922
3 138,922 1,737 6,698 133,961
4 133,961 1,675 6,636 128,999
5 128,999 1,612 6,574 124,038
6 124,038 1,550 6,512 119,076
7 119,076 1,488 6,450 114,115
8 114,115 1,426 6,388 109,153
9 109,153 1,364 6,326 104,192
10 104,192 1,302 6,264 99,230
11 99,230 1,240 6,202 94,269
12 94,269 1,178 6,140 89,307
13 89,307 1,116 6,078 84,346
14 84,346 1,054 6,016 79,384
15 79,384 992 5,954 74,423
16 74,423 930 5,892 69,461
17 69,461 868 5,830 64,500
18 64,500 806 5,768 59,538
19 59,538 744 5,706 54,577
20 54,577 682 5,644 49,615
21 49,615 620 5,582 44,654
22 44,654 558 5,520 39,692
23 39,692 496 5,458 34,731
24 34,731 434 5,396 29,769
25 29,769 372 5,334 24,808
26 24,808 310 5,272 19,846
27 19,846 248 5,210 14,885
28 14,885 186 5,148 9,923
29 9,923 124 5,086 4,962
30 4,962 62 5,024 0

ジャックスじゃない方の支払額

借入額 ¥258,434
年利 14.500%
支払回数 10回

 

毎月の元本
からの返済額
¥25,843
返済額合計 ¥275,609
利息合計 ¥17,175
実質的な年利 7.975%
最終的な利息 6.646%

 

元本 利息 返済額 借入残額
1 258,434 3,123 28,966 232,591
2 232,591 2,810 28,654 206,747
3 206,747 2,498 28,342 180,904
4 180,904 2,186 28,029 155,060
5 155,060 1,874 27,717 129,217
6 129,217 1,561 27,405 103,374
7 103,374 1,249 27,092 77,530
8 77,530 937 26,780 51,687
9 51,687 625 26,468 25,843
10 25,843 312 26,156 -0

合計支払額

返済額合計 ¥453,293
利息合計 ¥46,014

総額453,293円のうち利息は46,014円となりました。
実際の返済時は計算方法が違うため、多少の誤差はでますが、それほと大差ないと思います。

利息分の46,014円より弁護士費用の方が安ければ任意整理をするメリットはありますが、実際のところはどうでしょうか?

弁護士に任意整理を依頼した場合の金額

以前イケダハヤトが記載した記事

私が魚拓を取得した3月1日時点では特にアフィリエイトは仕込まれていなかったのですが、3月15日に確認したところ、ちゃっかり法律事務所のアフィリエイトが仕込まれていました。

(再魚拓取得済み)

イケダハヤトお勧めの「リヴラ総合法律事務所」では債権者1社あたり、着手金39,800円、成功報酬19,800円ということなので、Bさんの場合、2社のため、119,200円かかります。

元金407,279円+弁護士費用119,200円=合計526,479円

リボ払い継続 任意整理
総支払額(利息or弁護士費込) 453,293 526,479
利息または弁護士費用 46,014 119,200

なんと!イケダハヤトお勧めの弁護士に任意整理の依頼をすると、73,186円も余分にかかってしまいます!!

イケダさん、あなたなかなかエグいことしますね。

ちなみに私がお世話になっている弁護士であれば、名古屋近郊限定になりますが、任意整理の着手金1社あたり2万円、成功報酬1社あたり3万円で引き受けてくれますので、ご興味がある方はご紹介いたします。

まとめ

Bさんの現在の収入及び支払原資が不明のため、明確なアドバイスはできませんが、総額で見ると任意整理をした場合の方が余計に費用がかかるため、このままリボ払いを続けた方がいいと思います。