イケダハヤトさん、飛田新地は日本最古の遊郭ではありません
毎度、突っ込みどころ満載の記事を量産し続けるイケダハヤト氏の消耗ブログ。
いつもは暇つぶしに「またバカなこと書いてるなぁ」くらいにしか思っていませんでしたが、個人の見解の相違という部分を超え、完全に誤った内容を記載しているため、記事を執筆することにしました。
ツイッター等で誤りを指摘すればいいのかもしれませんが、批判は一切受け付けないというスタンスのようなのでブログにて指摘することをお許しください。
問題の消耗ブログの記事は
http://www.ikedahayato.com/20160701/62523217.html
です。
記事の問題点その1
記事の大まかな流れとして、イケダハヤト氏が「ビッグイシュー日本版」創設者の佐野章二さんの案内でいわゆる「あいりん地区」を歩き、その見解を述べたもの。
あいりん地区への見解は個人の意見による相違もありますが、それについてはこちらから指摘することはありません。
しかし、
日本最大の「ドヤ街」が、西成です。大阪のわりと中心部にあります。最寄駅は「動物園前」。
ややこしいのですが、このあたりは「西成」とも「あいりん地区」とも「釜ヶ崎」とも呼ばれます。細かい違いはあれど、ほとんど同じ場所を指していると思っていいでしょう。現場では「釜ヶ崎」と呼ばれるケースが多いのかな。
西成=あいりん地区=釜ヶ崎としてしまうのはいささか問題があります。
西成というのは西成区という区名であり、西成区全体があいりん地区ではありません。
西成=あいりん地区と言ってしまっては、西成区の他の地域にお住いの方が気の毒です。
あのボクシングの亀田三兄弟は西成区天下茶屋出身ですが、「あいりん地区」出身ではありません。
したがって、西成区の「あいりん地区」や「釜ヶ崎」、そして地図上の正式名称である「萩之茶屋」というべきでしょう。
(実際のあいりん地区は萩之茶屋だけでなく、その隣の太子なども含みます)
地図上の赤い部分が西成区。
地図上の萩之茶屋が「あいりん地区」のほとんどを占めています。
上の画像の赤い部分が萩之茶屋。
西成区の最北の地になります。
記事の問題点その2
そもそもこのエリアはものすごいカオスで、「徒歩圏」に「あべのハルカス」「新世界」「釜ヶ崎(貧困エリア)」「飛田新地(日本最古の遊郭)」「動物園」があるんですよ。街として強烈すぎるパワーがあるんです。
「飛田新地(日本最古の遊郭)」と書いてありますが、イケダハヤト氏のようにネットで影響力のあるプロブロガーの方が嘘を書いてはいけません。
当ブログの飛田新地編
https://note-plus.ever.jp/2016/02/tobitashinchi/
で記載してありますが、飛田新地は1916年、大正5年に火災で消滅した難波新地から移転する形で誕生しています。
したがって「遊郭」としては後発組に属します。
ちなみに、日本最古の遊郭は諸説ありますが、私は奈良の木辻遊郭ではないかなと思っています。
奈良の遊郭については今夏に記事を掲載したいと思ってるので乞うご期待。
その他・・・・・・
萩之茶屋一帯を歩いた感想だけを述べるだけで良かったものの、「西成はアートの街になる」以降の件りは・・・・・・アートでどうにかなるのなら橋下市長も苦労しなかったでしょう。
とほとんどの方が思うところでしょうが、これについては個人の意見の相違ということで、特に私の見解は述べないことにいたします。
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