やぎろぐ「 20年後には労働人口の49%がロボットに代わられるんだけど、さてどうするよ?」を読んで

2016年8月16日

ここ最近、高知で消耗している元某プロブロガーとその取り巻きをウォッチしています。

その中で八木仁平なるブロガーのこんな記事がありました。

日本だと20年後には今ある仕事の49%がなくなるみたい。

そうなってるって分かってるならこれから、いわゆる仕事の能力を身につけていく必要はないと思いました。

むしろ、人間は働かなくてよくなっていくからぼくは20年後までに遊びのプロになってようかと。

「仕事が無くなる=人間は遊んで暮らせる」 なんて短絡的な思考なんでしょう。

私なら

ロボットが仕事をするようになる=単純作業を行うただの作業者は不要になる=リストラされる=生活できなくなる

と考えます。
むしろリストラされないために、より高い仕事の能力を身に付ける必要になるのではないでしょうか?
あるいはそのロボットを使う側の人間になれば良いと考えます。

具体的には?

私は現在、製造業の企業に従事していますので、ロボットが仕事を行う=生産ラインや加工製造をロボットが行うことを想定してみます。

その場合、人間が必要な場面は

  • 生産自体はロボットが行うとしても、材料、手番、納期を考えた生産計画の最終的なジャッジは人間が行わなくてはなりません。
  • その生産計画を元にロボットに対し、生産の段取りや生産の指示・コンピュータへのインプットは人間が行わなくてはなりません。
  • 不良が発生した場合、顧客への対応や、不良の要因解析は人間が行わなくてはなりません。
  • 不良の原因が設備ならばその設備の修正、また検査工程もロボットが当然行っていると思うので、検査機器に対してもここまでの不具合は良品、これ以上だと不良品にするというプログラムのインプットは当然人間が行わなければなりません。
  • ロボット=機械なので、当然メンテナンス・保全活動が必要になり、これらは人間が行わなくてはなりません。

というように、マネジメント能力、管理能力はロボットが作業をするようになっても必要となります。

まとめ

ロボットが仕事をするようになってもリストラされないために、より高いスキル、管理能力を身に付けましょう。