遊廓跡地を訪ねて 二見浦旅館街
かつて、神宮の参拝の禊場だった二見浦(ふたみがうら)。
最寄駅は JR参宮線の二見浦駅(ふたみのうらえき)と地名と駅名が違う代表的な例です。
二見浦に遊郭があったという明確な文献は私の知る限り見当たりません。
しかし、二見町に掲げてある案内図によると、夫婦岩への参拝道に茶屋を出したのがきっかけで旅館街が形成され、その名残として現在の住所にも「三重県伊勢市二見町茶屋」の文字が残されています。
旅籠屋の飯盛女同様、茶立女が相手をしてくれたのでしょう。
二見浦駅から北上するとすぐに大規模な和風建築が姿を現します。
御福餅と赤福餅
伊勢の代表的な和菓子といえば「赤福餅」が有名ですが、それに似た「御福餅」の本店が二見町にあります。
マーケティング力の違いにより全国的には「赤福餅」の方が有名になり、販売量が多いため、工場による生産を行なっていますが、「御福餅」は全ての商品が手作りです。
また、「赤福餅」は伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎをかたどり、「御福餅」は二見浦の波をかたどっていて、見た目は非常に似ていますが、全く別のものになります。
「御福餅」本店からすぐの場所に「赤福」二見支店があります。
メイン通りから1本奥へ入った路地にも和風建築が立ち並んでいます。
理容室や美容室にもタイルが貼られているのは何故なんでしょう?
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