消耗ブログのBさんが毎月の支払いに本当に困っていたらこんな債務整理の方法があります

イケダハヤトの消耗ブログへの私のツッコミ

のせいか、いつの間にか追記がありました。

(追記)ちなみにBさんに聞いたところ「任意整理をしても、減額幅と着手金などがトントンになるし、ブラックリストに乗るので、あまりおすすめしないと言われました」とのこと。法律家に頼むコストがもっと低ければいいんですけどねぇ……。

私のツッコミで呆気なく撤退してしまいました。

弁護士は債務者から、収入や保有資産、生活の状況、負債の確認などを聞き取り、最適な債務整理の方法を提案するので「ブラックリストに載るからお勧めしない。」なんてことは言うわけありません。

前回の記事

では総額で見ると任意整理をした場合の方が余計に費用がかかるため、このままリボ払いを続けた方がいいと記しましたが、せっかくなのでBさんの総支払額が割高になっても月々の返済が楽になる方法を考えてみたいと思います。

法テラスを利用すると弁護士費用を抑えられる

法律家に頼むコストがもっと低ければいいんですけどねぇ……。

アフィリエイト目的で債務問題に参入したイケダハヤトでしたが、知識があまりに乏しいため法テラスの存在を知らなかったようです。

法テラスとは

法テラスは“全国どこでも法的トラブルを解決するための情報やサービスを受けられる社会の実現”という理念の下に、国民向けの法的支援を行う中心的な機関として設立されました。

債務整理において、司法書士や弁護士への報酬を支払う金銭的余裕がない方に対しては,法テラスの民事法律扶助制度を利用できます。

民事法律扶助は、総合法律支援法に基づき設立された日本司法支援センター(通称法テラス)が行う公的な制度です。 同制度を利用して弁護士又は司法書士への費用を全額立て替えてもらうことができます。

民事法律扶助を利用した場合、司法書士や弁護士への報酬額は所定の金額が規定されており,同制度を利用しない場合と比較して、大幅に安くなります。

法テラスを利用したときの任意整理の費用

債権者数
(業者の数)
着手金 実費等 合 計(円)
1 32,400 10,000 42,400
2 48,600 15,000 63,600
3 64,800 20,000 84,800
4 86,400 20,000 106,400
5 108,000 25,000 133,000
6~10 151,200 25,000 176,200
11~20 172,800 30,000 202,800
21以上 194,400 35,000 229,400

イケダハヤトお勧めの「リヴラ総合法律事務所」では、債務者2社の119,200円だったのが約半額の63,600円でできます。

法テラスを利用できる条件

法テラスを利用すると通常より安価に債務整理ができますが、誰もか利用できる訳ではありません。

収入に関する基準があり、それを満たした人のみ利用できます。

単身者 182,000円
 2人家族 251,000円
 3人家族 272,000円
 4人家族 299,000円
以下
家族1名増加毎
 基準額に30,000円を加算

表にまとめると以上になりますが、さらに細かな条件があるので、法テラスへ相談することをお勧めします。

Bさんの法テラスで任意整理した場合の支払額は?

Bさんが無事条件に合致し、法テラスで任意整理できたとすると以下の支払いになります。

また、弁護士の報奨金の法テラスへの立替金の償還は原則月々10,000円になります。

返済額 法テラスへの償還 合計
1 11,313 10,000 21,313
2 11,313 10,000 21,313
3 11,313 10,000 21,313
4 11,313 10,000 21,313
5 11,313 10,000 21,313
6 11,313 10,000 21,313
7 11,313 3,600 14,913
8 11,313 11,313
9 11,313 11,313
10 11,313 11,313
11 11,313 11,313
12 11,313 11,313
13 11,313 11,313
14 11,313 11,313
15 11,313 11,313
16 11,313 11,313
17 11,313 11,313
18 11,313 11,313
19 11,313 11,313
20 11,313 11,313
21 11,313 11,313
22 11,313 11,313
23 11,313 11,313
24 11,313 11,313
25 11,313 11,313
26 11,313 11,313
27 11,313 11,313
28 11,313 11,313
29 11,313 11,313
30 11,313 11,313
31 11,313 11,313
32 11,313 11,313
33 11,313 11,313
34 11,313 11,313
35 11,313 11,313
36 11,313 11,313

リボ払いの場合、一回目の支払額は35,788円だったのが21,313円まで減額できました。
法テラスへの償還が終了すれば以降は約1万円の支払いとなるので、フリーターのBさんでも十分返済できるのではないでしょうか?

リボ払い継続 法テラスを利用した任意整理
総支払額(利息or弁護士への報奨金込) 453,293 470,879
利息または弁護士への報奨金 46,014 63,600

上の表はリボ払いを継続した場合と法テラスを利用して任意整理した場合の金額の比較です。

  • 月々の支払いは厳しい(ジャックスじゃない方を完済した11回目からはかなり楽になる)が総支払額は低いリボ払い
  • 総支払額は割り増しになるが月々の返済が楽になる法テラス

どちらを選択するのかはBさん次第です。

なぜ最初に法テラスのことを触れなかったのか

イケダハヤトの債務整理に関する知識を試したかったのと、「リボ払い=悪」と一方的に決めつけた発言をしているので、懲らしめてやりたかったから。

こちらの想定通りの反応で呆気ない撤退ぶりでした。
もう無責任な債務整理の記事は書かないで下さいね。

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Posted at 2019.1.13
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